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Channel: 蛾色灯。
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【0102】マエジロヤガOchropleura plecta glaucimacula

草原性のモンヤガのようで、草原付近のライトトラップによく飛来する。食草がアキノウナギツカミ、タニソバ、エゾノギシギシ、アレチマツヨイグサ、セリとなっているがあまり馴染みのない植物ばかりでよくわからない。セリがあるということはやはり草原的なところに生える植物なのだろうか。前縁部が白くなるモンヤガはちょくちょくいるので見分けがつくのかどうか心配だったが見ると「あぁ...

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【0103】ハガタエグリシャチホコHagapteryx admirabilis

まさに深紅という言葉が似合うシャチホコガである。僕が蛾に興味を持って間もない頃、修学旅行で奥日光へ行った際に宿泊先の旅館に止まっていたのが初見である。その時の感覚は今だ鮮烈に覚えている。「なんだこのキレイな蛾!!」思わずそう叫んでしまった。僕を蛾の世界へ導いてくれたのはオオミズアオ。僕を蛾の世界へ引きずりこんだのはこのハガタエグリシャチホコ。そう言っても過言ではないだろう。20130823...

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【0104】モンオビヒメヨトウDysmilichia gemella

茶色地に白い点刻をあしらっており、目立つ蛾である。ネット上にはいくつか画像が見受けられるのでそれほど珍しい種でもないようだが、埼玉の記録は少ない。目立つ蛾故に見つけると即、撮影対象になっているのかもしれない。20130831 群馬県吾妻郡嬬恋村嬬恋高原<標高1160m>白紋や大きさに変異があるようだが、僕はこの個体しか見たことがないのでよくわからない。 memo.....ヤガ科...

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【0105】クビグロクチバLygephila maxima

似たような種が多いリゲフィリア属の代表種である。似たような姿大きさの多いこの属において、この種だけはわかりやすい。一見して大きいのだ。普段よく見かける【ヒメクビグロクチバ】等に比べると倍近くある。いかにもクビグロクチバの親分、といった風貌だ。20130831...

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【0110】ウスグロシャチホコEpinotodonta fumosa

夏に現れる亜高山の蛾である。本州では数があまり多くないようで、確かによく見かける蛾ではないように思う。標高を上げたところでしか見たことがないので僕の中では亜高山蛾になっているのだが、実際はどうなのだろうか。食草はウダイカンバ、ダケカンバ、ヤシャブシ、ミヤマハンノキ、カワラハンノキ、シナノキが記録されている。20130823...

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【0111】ムラサキシャチホコUropyia meticulodina

日本蛾界における擬態の王とでも言うべき種ではないだろうか。近年、テレビ等でもよく取り上げられることが増えたおなじみの蛾である。丸まった枯葉に擬態したその前翅は、人間の目でも見ても丸まってるように見える。実際は丸まってなどいないのに、だ。鱗粉で人間の目を錯覚させるトリックアートを描いているのだ。進化の過程でこうなったのであろうが、とても信じることができない。神を信じない僕がその存在を疑ってしまう完成度...

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【0112】テンスジキリガConistra fletcheri

見分けの難しいコニストラ属のキリガだ。そのせいかコニストラは敬遠する傾向があるが、テンスジキリガは特徴が出ている個体だと若干わかりやすい。腎状紋に黒紋がなく、翅脈が白っぽく目立っていたらテンスジの可能性がかなり高い。内横線が直線的なら間違いないだろう。越冬前の美しい個体であればその特徴がよくわかる。20131014...

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【0113】ハガタナミシャクEustroma melancholicum melancholicum

山の中で蛾を探しているとちょくちょく見かけるナミシャクである。黄色の模様が目立ち、成虫の生息期間が春から秋までと長いこと、生息域が広いことなどから多くはないにしろ目に入ってくる種である。やはり雑多の蛾に紛れて独特のその模様は目を惹きやすいと思う。【オオハガタナミシャク】という種がいるが別属で大きさもオオハガタ~...

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【0114】アオバハガタヨトウAntivaleria viridimacula

晩秋に出現して越冬せずにそのまま年内で寿命を終える蛾である。個体数は少なくなく、時期にはよく見かける蛾だ。緑色の部分には濃淡があるが、他種と間違えることはないと思う。ただ、名前のうろ覚えにより出現時期が同じでよく見かける【ミドリハガタヨトウ】や【ホソバミドリヨトウ】と混同してしまうことがあるかもしれない。20131014...

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【0115】フタキスジエダシャクGigantalcis flavolinearia

秋が深まり始める頃に出現するエダシャクである。秋らしく黄色のラインを取り入れた前翅はインパクトが強く、ひと目で本種だとわかる。と同時に蛾のシーズンが終わりに近づいていることを感じさせる。20131014 埼玉県秩父市豆焼橋付近<標高980m>オスは櫛毛状の立派な触角を持つ。20131008...

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【0116】キトガリキリガTelorta edentata

越冬をしないテロータ属のキリガである。おおよそ10月半ばくらいにその姿を見ることが多い秋の蛾だ。テロータは日本で3種確認されているが、いずれも秋の大体同じ時期に出現する。地味な仲間ではあるがキリガのシーズンインを知らせてくれる蛾たちだ。【成虫♂写真】20131014 埼玉県秩父市豆焼橋付近<標高980m>オスの触角には毛束が目立つのがわかるかと思う。【成虫♀写真】20131014...

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【0117】モモイロキンウワバAnadevidia hebetata

その名のとおり桃色のキンウワバである。前翅の外縁付近が鈍く光る特徴から、よく市街地で見る【ウリキンウワバ】に似た感じを受ける。が、ウリキンウワバを見慣れていればモモイロとの区別はそう難しくないように思う。桃色を帯びた翅色に加え、外横線が直線的なのが本種の特徴である。【成虫ex写真】20131008...

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【0118】エグリヅマエダシャク 本土伊豆諸島以外亜種Odontopera arida arida

日本全国に分布するド普通種である。初春から晩秋まで、標高10mから2000m以上までその姿は見ることができ、僕の中でキングオブ普通種inエダシャク亜科の称号を与えている。食草も多岐に渡り、樹木だけでなく草本類をも食草としているようだ。一度、我が家のサクラにも幼虫がついていたことがある。【成虫ex写真】20131014...

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【0119】ミヤマフユナミシャクOperophtera nana

関東・中部地方の山地に生息するフユシャクの仲間である。場所によっては10月から発生しているようだが、11月初旬~中旬に見る印象が強い。フユシャクのトップバッター的存在だ。カラマツに依存しているので、カラマツ林がないと生息していない。【成虫♂写真】20131108 群馬県吾妻郡嬬恋村<標高1170m>ここ数年、♀を探してカラマツ林に通っているが未だに見つからない。いつかは見てみたいものだ。...

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【0120】フタスジフユシャクInurois asahinai

11月から山間部で見られるフユシャクである。イヌロイス属の中では早くに出現し、発生期は他のイヌロイスに比べると短い印象だ。【シュゼンジフユシャク】によく似ており、外見での差異はあまり見られない。強いて言うなら外横線が最後までキッチリ直線的なことだろうか。僕の印象では全体的にシュゼンジよりも黒っぽい感じを受ける。【成虫♂写真】20131110...

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【0121】フチグロトゲエダシャクNyssiodes lefuarius

春の短い期間にだけ現れる昼行性のフユシャクである。河川敷によく生息地が知られているが、元々は草原性の蛾らしい。人間の開発により生息場所が河川敷に狭められていった、と見るべきかもしれない。♂の飛翔は素早く、枯れ草が保護色となり見失うケースが多い。大人しく撮影対象になってくれることが多い蛾類にしては写真が撮りづらい種だ。【成虫♂写真】20140303...

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【EXTRA-03】~MOTHPHILIA 氷堂涼二 蛾集~ 発売のお知らせ。

僕が親しくさせて頂いてる、漫画家の氷堂涼二さんがこの度~MOTHPHILIA 氷堂涼二 蛾集~を発表されました。...

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【0122】トギレフユエダシャクProtalcis concinnata

クヌギ・コナラといったいわゆる雑木林で多く見られるフユエダシャクである。つい最近までトギレエダシャクという和名で呼ばれていた種だ。2009年にトギレフユエダシャクに改称されたばかりである。(誘蛾灯:196)【成虫♂写真】20140309...

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【0123】アトジロキリガDioszeghyana mirabilis

非常に局所的な分布をする種である。食草はカシワやサクラ・カシなどが記録されており、どこにでも生えている馴染み深い樹木だ。しかしアトジロキリガはどこにでもいる種ではなく、生息地が点々と記録されているにすぎない。自然度が高い所にしか棲めないのかと思いきや、都市近郊の雑木林に記録があったりする。僕がこの珍品キリガに出会ったのもそんな都市近郊の雑木林であった。【成虫♂写真】20140327...

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【0124】モンハイイロキリガLithophane plumbealis

シナノキが食草として記録されている越冬キリガである。普通種、という記述をよく見かけるのだが僕自身は未だ二度しか見たことがない。リトファネ属の中で北海道にのみ生息する未見の【クモガタキリガ】を除けば私的に一番のレア種である。北方系のキリガのようで、西日本では高標高地に生息が限られるようだ。灰色地の前翅に前縁部にある茶褐色の紋が目立つ。同定には苦労しない蛾だ。【成虫写真】20140329長野県軽井沢町県...

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